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千曲川流域ブランドフェア

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「千曲川マルシェ」に出店しました!



 モデル直売所における消費者ヒアリングの結果、一般消費者にはほとんど認知されていないということが明らかとなったエコファーマー制度ですが、もちろんこのままにしておくわけにはいきません。当社は、そのPR・普及活動を兼ねて、千曲市戸倉総合体育館で9月28日に行なわれた千曲川マルシェに出店しました。

 千曲川地域の飲食店や直売所などのご当地ブランドが集まって商品を販売するこのマルシェ、今回で3度目の開催です。当社で販売したのは、千曲川流域で農業を営むエコファーマー農家の野菜と果物で、「水と緑を守る農産物」として、一般消費者に向けてアピールしました。


エコファーマー制度に込める生産者の思い



 販売した野菜は、長野地区、上小地区、佐久地区から8人の農家さんに出荷して頂きました。事前に農家の方々を取材し、どのようなこだわりで作っているのかをお聞きしたうえで、当日はそれをポップ等を使って消費者の方にPRしました。

 生産者の方にエコファーマーの制度について尋ねると、
「シールを貼ることで自分たちの野菜作りの理念を訴えたい」
「こだわって作った農産物に付加価値をつけられる良い制度。シールを貼ったことで売行きが上がった。バイヤーさんの喰いつきも全然違う」
「販売効果を感じたことはないが、環境にやさしく自分も安心して食べられるものを作る、というのは良いことだと思って続けている」
「Iターンの若者が制度を利用して頑張ろうとしているから、自分らがその道筋になればと思って続けている」
など、さまざまな理由から制度を利用していました。

 また、今回PR活動も兼ねて千曲川マルシェでエコファーマーの農産物を出店したいと打診したところ、「今まで普及活動があまりに少なかった。どんどん宣伝してほしい」と、エコファーマーの販促活動に喜び、積極的にご協力くださいました。加えて、「今後さらに多くの農家が認定を受けて、この制度が広がっていってほしい」と、周りの農家に期待する声も挙がりました。


エコファーマーの認知度を上げるために



 マルシェ当日は、多くの方が会場を訪れ、当社のブースを見ていってくれました。「化学肥料や化学農薬を極力減らしたやり方で、土作りにこだわって農産物を作っています」と説明をすると、興味深げに野菜を手に取って選んでくれる消費者の方も多くいました。ただもちろん、それだけで物を買ってもらえるわけではなく、物を売るということの難しさも同時に実感しました。

 今後、今回のようなイベントを積極的に活用したりしながら、マークの認知度を一般消費者に拡げる活動を継続して行なっていくつもりです。

林健三さん(上田市) ※シャインマスカット  30年前から健康な土作りをはじめた林さん。林農園では、化学肥料や除草剤は一切使用していません。減農薬で作るのが非常に難しいとされているぶどうですが、林さんの栽培するシャインマスカットは、農薬を約4割削減しています。
林健三さん(上田市) ※シャインマスカット  30年前から健康な土作りをはじめた林さん。林農園では、化学肥料や除草剤は一切使用していません。減農薬で作るのが非常に難しいとされているぶどうですが、林さんの栽培するシャインマスカットは、農薬を約4割削減しています。

若林勝好さん(東御市) *なす、じゃがいも、ごぼう  若林さんが本格的に農業を始めたのは家の近くに道の駅「雷電くるみの里」ができた16年前。それ以来、作物の病気等について積極的に勉強し、極力化学肥料を使わないやり方で野菜を作っています。また、草は刈るだけで除草剤を使わない草生栽培という手法をとっています。
若林勝好さん(東御市) *なす、じゃがいも、ごぼう  若林さんが本格的に農業を始めたのは家の近くに道の駅「雷電くるみの里」ができた16年前。それ以来、作物の病気等について積極的に勉強し、極力化学肥料を使わないやり方で野菜を作っています。また、草は刈るだけで除草剤を使わない草生栽培という手法をとっています。

(5)加藤郁雄さん(佐久穂町) *トマト、かぼちゃ、じゃがいも  脱サラして、25年前から農業を始めた加藤さん。当時から土作りにはずっとこだわっていて、肥料は有機質のものと手作りボカシを使っています。手作りのボカシには、カニ殻、菜種カス、魚粉、米ヌカ等を使用しています。
(5)加藤郁雄さん(佐久穂町) *トマト、かぼちゃ、じゃがいも  脱サラして、25年前から農業を始めた加藤さん。当時から土作りにはずっとこだわっていて、肥料は有機質のものと手作りボカシを使っています。手作りのボカシには、カニ殻、菜種カス、魚粉、米ヌカ等を使用しています。

泉克直さん(長野市) *りんご  泉農園では、化学肥料を使わず有機堆肥だけを使い、土壌改善を数年かけて行なってきました。農薬も極力使わずに栽培を行なっている泉農園のりんごは安心して食べられる自信作です。
泉克直さん(長野市) *りんご  泉農園では、化学肥料を使わず有機堆肥だけを使い、土壌改善を数年かけて行なってきました。農薬も極力使わずに栽培を行なっている泉農園のりんごは安心して食べられる自信作です。

佐久産直センターさん(佐久市) *りんご、サンプルーン、ズッキーニ、ほうれん草  佐久地域で減農薬・減化学肥料で栽培した農産物を都心などで販売している佐久産直センター。佐久直売センターに出荷している農家のほとんどが、エコファーマーや環境にやさしい農産物認証などを取得し、有機JASを取得している農家も多くいます。
佐久産直センターさん(佐久市) *りんご、サンプルーン、ズッキーニ、ほうれん草  佐久地域で減農薬・減化学肥料で栽培した農産物を都心などで販売している佐久産直センター。佐久直売センターに出荷している農家のほとんどが、エコファーマーや環境にやさしい農産物認証などを取得し、有機JASを取得している農家も多くいます。

関川晃さん(長野市) *きゅうり、トマト  関川さんは、堆肥や有機肥料をふんだんに使い、土作りにこだわって作っています。土壌への肥料分の流出を防ぐために、土壌診断を毎年実施したり、野菜の残渣は松代町の堆肥屋さんに渡して再び堆肥にしていただくなど、環境に配慮した様々な工夫をしています。
関川晃さん(長野市) *きゅうり、トマト  関川さんは、堆肥や有機肥料をふんだんに使い、土作りにこだわって作っています。土壌への肥料分の流出を防ぐために、土壌診断を毎年実施したり、野菜の残渣は松代町の堆肥屋さんに渡して再び堆肥にしていただくなど、環境に配慮した様々な工夫をしています。

浅沼一明さん(中野市) *梨、りんごジュース  浅沼さんが果樹栽培で特に力を入れているのは土壌診断を用いた土作りです。「果樹も野菜も土から育つ」を信条に、土作りに使うのは有機質の肥料だけ。土に負担の大きい除草剤などは一切使わず、肥料も土壌診断の結果をもとに足りない成分のみを施肥しています。
浅沼一明さん(中野市) *梨、りんごジュース  浅沼さんが果樹栽培で特に力を入れているのは土壌診断を用いた土作りです。「果樹も野菜も土から育つ」を信条に、土作りに使うのは有機質の肥料だけ。土に負担の大きい除草剤などは一切使わず、肥料も土壌診断の結果をもとに足りない成分のみを施肥しています。

(平成26.10.16 産直コペルvol.8より)
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