トピックス

産直コペルvol.22のご紹介!

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◆本号では、「農産加工の今」と題した特集を組みました。
「地方創生」や「6次産業化」が進む地方において、
可能性のある農産加工はどのような展開を見せているのか?

(1)加工技術の新段階とその活用(山際食彩工房=福島県)
(2)伝統的食文化の継承と新展開(木曽すんき=長野県)
(3)直売所に併設された高付加価値のジュース加工(産直あぐり=山形県)
(4)地域の農業を主軸とし地域全体を巻き込んだ商品開発(みなみの里=福岡県)
を取材し、各先進事例に迫りました。乞うご期待です!


◆「農家を訪ねて」では、長野県松本市で、若い世代にも果物文化を発信しようと
丸かじりりんごの栽培に奮闘するNO-JINのお二人にお話をお聞きしました。

今号も全国の食・農の現場で働く人々の熱い思いがたっぷり詰まっています! 
どうぞお楽しみに。

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産直コペルのご購入をご希望の方、本についてもっと詳しく知りたい方は

全国の地域おこしの先進事例が満載

特集 被災地熊本の直売所を訪ねて 問われる交流拠点施設のあり方

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今回の熊本大分大震災では、避難所運営において集落の力が大いに発揮されたといわれる。阪神淡路大震災以降度々指摘されてきたことだが、その指摘を受け止めて各地に作り出されてきている地域や集落の防災力・減災力が、目に見える形で発揮されるようになってきたと言えるのかもしれない。
 今回、道の駅・直売所とともに、その主要な力の源泉となったのが、都市―農山村交流を目指して、閉鎖された学校校舎などを利用して設置された交流拠点施設だ。その意義と課題を追う。

乳児持つお母さん焦点
「遊びと癒し」について助ける側に



なみの高原やすらぎ交流館(阿蘇市)

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阿蘇市波野の(株)神楽苑が運営する交流施設がなみの高原やすらぎ交流館。体育館・グランド・研修室・食堂・宿泊室があり、市内外の子ども会・学校・大学・企業などが研修・スポーツ合宿・文科系合宿などに利用している。年間利用者は宿泊約2,600人、日帰り約6,000人。

 同施設も被災直後は避難所として、駐車場やグランドに車中泊の車が殺到したという。もちろん直後の必要な対応はしたものの「やすらぎ館としては何ができるのか、何をするべきなのか―をスタッフ全員で議論して決めた」と望月克哉館長は話す。

 決めたのは、
(1)救援物資の引き渡しや災害ボランティアの受け入れの窓口業務はしない(専門家に任せる)
(2)災害時だが、本来目的の「子どもの遊びと癒し」を柱にし、このテーマをめぐる被災地(阿蘇市・益城町・熊本市)などのセンター的役割を果す
(3)被災地各地に子どもと子どもを持つお母さんたちの「遊びと癒し」の拠点が出来るように「出し惜しみなしで」働く
―ということだった。

地元、信州の農・食・暮らしを発信

そうは言っても…信州の肉もおいしい!

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 「野菜が主役のBBQ」をご紹介してきましたが、そうはいっても、やっぱり長野県のお肉もおいしい! 実は、長野県は個性豊かなお肉がたくさん生産されています。牛・豚・鶏などスタンダードなものから、ジンギスカンや鹿肉・猪肉などの野生肉まで、自然豊かな信州だからこそのおいしいお肉がたくさんあります。信州ならではのお肉があれば、BBQがもっと楽しくなること間違いなしです!


羊の町 信州新町のジンギスカン




 昭和初期の頃から綿羊の飼育が始まり、ピーク時には4,000頭もの羊が飼育されていたという信州新町。かつては肉と毛の両方が活用されていました。羊を使った料理の普及も熱心に行われ、「ジンギスカンの町 信州新町」が定着するようになったそうです。
 特製ダレに漬け込んでから焼くジンギスカンは、一度食べたらやみつきの美味しさ! 道の駅信州新町では、生姜やニンニクが入った特製ダレで味付けた羊肉を販売しており、ご家庭でも手軽に信州新町伝統の美味しさを味わっていただけます。ぜひ一度ご賞味あれ!

お問い合せ



●道の駅信州新町
長野市信州新町水内4619
TEL 026-262-2228


南信州・野生肉の遠山ジンギス!
「鹿ジン」「猪ジン」


直売所がこの先生きる道を共に探る

信州直売所学校【2】 待ったなし!鳥獣害対策

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 昨年に引き続き、県内外から多くの参加者を集め7月に開校した信州直売所学校。8月23日・24日に行った第2講義は、本誌18号でも特集を組んだ「鳥獣害対策」をテーマに取り上げた。
 講師には、信州大学農学部の泉山茂之教授(23日)と、竹田謙一准教授(24日)、また株式会社地域環境計画より、野生生物管理事業部の小野晋さんと唐松あかりさん(両日)を迎え、約60名(両会場含め)の受講生らとともに鳥獣害の現状や対策について学んだ。


爆音はツキノワグマに効果あり?




 信州大学農学部で動物生態学を研究する泉山茂之さんは、ツキノワグマの生態やその被害対策について解説した。
 ツキノワグマは、現在長野県の山全域に生息している。泉山さんは、「自身の農地に出没する1体を駆除しただけではその農業被害は止まらない」と説明。なぜなら、柵などによって自分の畑を防除したうえで駆除しないことには、結局すぐに別の個体がその畑に訪れるためだ。「重要なことは、クマに対する正しい知識を持ち、いろんなやり方を組み合わせた総合的防除を実践すること」と、訴えた。
 会場からは、「サルよけに実施されているような爆音を使った対策はクマにも有効?」との質問が投げかけられたが、これは「まったく効き目なし」とのこと。最初のうちにある程度効果がみられても、それは動物が警戒して様子をみているにすぎず、慣れてしまったらもう意味がない。「人間が姿を見せて追い払ったり、罰や刺激を与え、その場所が動物たちにとって怖い場所、居心地の悪い場所と教えることが必要」と回答した。



隣の畑も自分の畑




 同じく信州大学農学部で、本誌18号の鳥獣害特集にも登場いただいた、竹田謙一さんは、長野県の鳥獣被害全体について解説。長野県の農林被害金額・被害面積はともに全国トップ3に入るほど大きく、他県に類を見ないほどの鳥獣発生地であると話した。
 また、自分の畑に出た野生鳥獣を追い払っても、他人の畑のそれを追い払わないという行動の問題点について指摘。どこに出たかに関わらず、動物を見かけたら常に追い払いをすることで、人間が怖い存在と動物に思わせる必要があるのだと説いた。
 この他、全国の対策事例の成功事例・失敗事例や、対策方法についても紹介した。例えば、柵を設置する場合。対象となる動物の目線のところに目隠しとなる覆いをすると、動物からは中の様子が見えないため、わざわざ柵の中へ頑張って侵入しようとしなくなり、ただ柵を作るよりも効果があると動画を見せながら解説。会場からは納得のため息がもれた。