直売所がこの先生きる道を共に探る

信州直売所学校2015 第2回

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農薬とその管理について学ぶ



 長野県内の農産物直売所の運営者や生産者を対象とした連続講座「信州直売所学校」の第2講座目を、8月19日(水)、長野県総合教育センターで開催しました。本講座は、弊社産直新聞社と長野県農政部が共同して行う「環境にやさしい農業実践直売所育成事業」の一環で、テーマごとに講師を招き、直売所におけるGAPの実践や環境保全型農業に取組む人材の育成を目指しています。

 当日は直売所運営者や生産者など28名が参加。テーマは「農薬とその管理について」で、まず、県農業技術課原祐太技師より、「農薬とは何か?その使用・管理方法」と題し、農薬取締法などの法律や農薬の適切な使用方法についての説明を行いました。その後、実際に直売所の運営者が、「栽培日誌」の管理方法やチェック体制、見分け方について、実践的な取組みを紹介しました。

 講師として栽培日誌の管理について話した道の駅北信州やまのうち(山ノ内町)の店長湯本富佐司さんは、「農家一人のミスで直売所全体が営業停止となることもあります。安全安心は努力で作れます」と呼びかけていました。


農薬に関する知識と管理の重要性を再認識



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 講義終了後のアンケートでは、「農薬について改めて認識することが多かった」「なぜ栽培日誌を出すのかを生産者の皆様に理解してもらうことが大事だと感じた。直売所として講習会を開きたい」といった、農薬に関する知識を周知させることやその管理の重要性を再認識したとする声が多く聞かれました。


次回は8月26日開催。テーマは「土づくり」から始めるこだわり農業



 次回の開催は8月26日(水)です。農産物の成長と土壌の栄養成分に関する専門家の講義や、肥料販売に関する法律の解説のほか、実際に減農薬栽培に取組む生産者の招き「農業における土づくり」について広く学びます。


カリキュラム・参加申込書ダウンロード



 現在、信州直売所学校では、各回の聴講生を募集しています。興味回のみの参加も受け付けております。お誘いあわせの上、ぜひ、ご参加ください。
 参加申込は↓の申込用紙をダウンロードいただき、必要事項を記入の上、産直新聞社(FAX0265-82-1261)までお送り頂くか、お電話(TEL0265-82-1260)でお申込みください。

信州直売所学校カリキュラム (pdfファイル、4653103バイト)
信州直売所学校申込書 (pdfファイル、677835バイト)
アグニコ

安心安全な農作物の生産・販売・購入を支援するwebサイトをオープンしました! 手間のかかる防除履歴のチェック作業を手助けする「農薬適用判定navi」と、使用可能な農薬をカンタンに検索できる「農薬info」をテスト運用中です。ただいまユーザー募集中! 登録のお申込み・お問合せは産直新聞社まで。

GAPとは

GAPとは「Good Agricultural Practice」の略で〝良い農業の実施〟の意味。「人間の健康」「自然の環境」を守り、「持続的農業」生産を行い、消費者に信頼される健全な農業を実践することです。科学的知見に基づきながら、食品安全だけでなく、環境保全や労働安全など幅広い分野を対象とし、法令やリスクを認識しつつ、持続的な農業生産を目指します。

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