地元、信州の農・食・暮らしを発信 ―さんちょく新聞より―
エコファーマー対面説明、2年目好評
「エコファーマー知っていますかー?」
ほりがね物産センター(安曇野市)で、エコファーマーの認知度を上げるため、昨年7月から始まった対面での説明が好評だ。
同店では12年前よりエコファーマーを推奨し、取得農家が現在では30名を超えた。エコファーマーの農産物のみを集めた特設コーナーも当初より設けている。
しかし、まだまだエコファーマーの意味を知らない消費者がいることを考慮し、主に、毎月第1土曜開催の「物産デー」や夏祭りなどのイベント時にあわせて、エコファーマー部会の生産者が当番制で特設コーナーに立ち、その意味や制度内容の説明を行っている。
同店理事の小平満善さんは、「2年目に入りお客さんの反応が明らかに違ってきた。まず、買い物に来たらエコファーマーコーナーに向かう方も増えてきており、続けてきて良かったと思っている」と、手応えを感じていた。今後もこの取組みを通じ、エコファーマーの認知度を上げながら、環境保全型農業を店として推し進め、他店との差別化を図っていきたいという。
7月18日(土)に開催された同店の夏祭りで当番を務めた塚田みよ子さん(74)は、コーナーに足を止めた方に積極的に話しかけ、制度について書かれた紙を手渡しながら、エコファーマーが土づくりや減農薬に取組んでいることなどを説明。説明を聞いた方が商品を手にしていく姿もみられた。
塚田さんは、「名前を指定して買っていかれる方もいる。エコファーマーマークの意味を知れば、エコの商品がいいと言う方も増えると思う」と笑顔で話した。
(平成27.8.25 産直新聞第91号より)