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森の駅マルシェかわかみ 秋の収穫祭

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 どこまでも広がる大規模なレタス畑に、見上げるほど巨大なトラクターが何台も行き交う。そんなスケールの大きい農業を展開する川上村に、この夏オープンしたばかりの小さな直売所、森の駅マルシェかわかみ。
 レタス農家の奥さん達が中心になって取り組む、ちょっとオシャレでセンスのいいお店づくりに注目した我々産直新聞社が、11月初日に開催された秋の収穫祭におじゃましてきました。


華やかで活気あふれる会場



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 まず感じたのは、女性の人口密度がとても高いお祭りだ、ということ。
 女性が集まっただけでこんなにも華やかになるのかと、当然男としては上がらざるをえないテンションのなか会場を見渡すと、女性以上に目立つ元気なちびっ子達の姿。お母さんと一緒に売り子として張り切る子もいれば、お手伝いそっちのけで鬼ごっこに興じる子、友達と無邪気にはしゃぐ子などなど実に賑やか。
 もはや、野菜を売りに来たのか遊びに来たのか、よくわからないことになってるちびっ子達。大人になるにつれ、いつしか忘れてしまった「みんな集まるだけで楽しい」というシンプルな気持ちを思い出させてくれるようでした。


加工品自慢コンテスト!



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 レタス農家のお嫁さんや、生産者のおばあちゃん、また小学生の子どもまで、幅広い年代のチャレンジャーが自慢の一品を持ち寄った「加工品自慢コンテスト」。全部で30品目近くものオリジナリティ溢れる加工品がずらりと並ぶその一角が、ひときわ賑わいを見せていました。
 聞いてしまったからには試食せずに通り過ぎるのがためらわれるほどの熱意で語られる、めいめいのこだわりや工夫。さあ食べてってと促されるままに、ほぼ全食味見することに。

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「お昼ごはんが食べられなくなっちゃう…」
「なに言っとるの、これがお昼な」
 お客さんとのやり取りを聞いているだけでも楽しい。
 豚汁と焼きそばも無料で振る舞われ、お昼前にはお腹いっぱいに。


レタス農家の奥さん達の熱意



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 ただ「活気がある」のひとことでは片付けてしまっては、何か大事なものを見落としている気がするこの雰囲気。お祭りにやってきた藤原村長も、「男には真似できない女性ならではの発想やセンスにとても可能性を感じている」とのこと。
 レタス農家の奥さん達の熱意と想いが、小学校の生徒やおじいちゃんおばあちゃん達をも巻き込んで、今までの川上村にはなかった新たな角度から地域の活性化に貢献しようとしている。もはや「女こどものやること」では片付けられない、今後どんな盛り上がりを見せてくれるのか大いに期待させてくれる、そんな収穫祭でした。

 ちなみに、加工品自慢コンテスト優勝を勝ち取ったのは「大豆とさつまいものカリポリ揚げ」。川上第二小学校2年生の子が先生と協力して作ったこだわりのレシピです。
レシピの詳細はこちら↓【森の駅マルシェかわかみ Facebook】お試しあれ。

(平成27.11.6)