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Wakka Agri「中尾感謝祭」が行われました!
10月21日(日)、農業法人株式会社Wakka Agriによる収穫感謝祭が長野県伊那市長谷の中尾集落の公民館で行われました。
参加者は中尾集落の住民とWakkaAgri の農作業をお手伝いしていた大学生など31名。
1年間の活動報告と、日頃の感謝の思いを込めて、Wakka Agriの育てた「SK-6(通称スケロク)」という品種のさっぱりとした味の白米を使った五平餅、「カミアカリ」という胚芽部分の大きな玄米を使った鹿肉の混ぜご飯がふるまわれました。調理も地域の方が担当してくれたそうです。
農業法人株式会社Wakka Agriは2017年から長野県伊那市長谷地区で耕作放棄地を借り、安心・安全を求める海外の富裕層に向けた無農薬・無施肥の高規格米を生産しています。2年目の今年は、長谷地区の中尾集落で面積を広げて栽培を行いました。
中尾集落は急傾斜地に棚田が広がるため、高齢化により多くの田が耕作放棄地となり、荒れていました。WakkaAgri代表の出口友洋さんは、「この10年以上耕作されていなかった耕作放棄地は、地力も回復し、自然栽培を志す自分たちにぴったりだ」と感じたそうです。(詳しくは産直コペルvol.25vol.31をご覧ください)
彼らは移住者として、地域の人との関わりを重視しています。この日も、参加者全員がWakkaAgri のことをよく知る人というわけではなく、はじめのうちは緊張した空気も漂っていましたが、WakkaAgri の活動と目標を聞き理解を深め、また、試食を行う頃には打ち解けた空気へと変わっていました。
感謝祭の終盤には、現在、Wakka Agriの米を販売している海外拠点、ハワイ、台湾、香港、シンガポール、ニューヨークの5か国から届いたプレゼントを賭けたじゃんけん大会も行われ、笑顔が溢れていました。
中尾集落の代表としてあいさつをした小松桂男さんは「私たち土着の民がしてきたものとは違う米づくり(無農薬・無施肥の自然栽培)をしていて、周りの異様な視線も感じてきたかもしれないが、暑い日も3人で農作業をし、私たちよりもたくましくやっている姿を見守ってきた。収穫にたどり着けて良かったと思う。1年でも早く利益が出るように頑張ってほしい。中尾のみんなの長い経験も無駄にはならないと思うので、中尾が再び活力が出るように一緒に頑張っていきたい」と話しました。
また、代表の出口さんは「1年間、見守っていただき本当にありがとうございます。耕作放棄地は自然栽培を志す私たちにとって宝のヤマです。ここでうまくいけば、全国各地の耕作放棄地で一つの解決策としてモデルケースになるかもしれない」と感謝の気持ちと意気込みを参加者に伝えました。
耕作放棄地が広がり、昔ながらの田園風景が保てなくなっていた中尾集落の住民にとって、WakkaAgri の存在はありがたいことです。その一方で無農薬・無施肥の自然栽培という慣行栽培からすると特殊な栽培方法に挑戦する彼らの農業は一種異質なものに感じたと思います。今回の感謝祭でWakkaAgriの目指すところを知り、また一緒に収穫の喜びを分かち合うことで、理解も深まり、よりお互いが協力していくきっかけになる会となったのではないでしょうか。
参加者は中尾集落の住民とWakkaAgri の農作業をお手伝いしていた大学生など31名。
1年間の活動報告と、日頃の感謝の思いを込めて、Wakka Agriの育てた「SK-6(通称スケロク)」という品種のさっぱりとした味の白米を使った五平餅、「カミアカリ」という胚芽部分の大きな玄米を使った鹿肉の混ぜご飯がふるまわれました。調理も地域の方が担当してくれたそうです。
世界を見つめ 伊那を耕す
農業法人株式会社Wakka Agriは2017年から長野県伊那市長谷地区で耕作放棄地を借り、安心・安全を求める海外の富裕層に向けた無農薬・無施肥の高規格米を生産しています。2年目の今年は、長谷地区の中尾集落で面積を広げて栽培を行いました。
中尾集落は急傾斜地に棚田が広がるため、高齢化により多くの田が耕作放棄地となり、荒れていました。WakkaAgri代表の出口友洋さんは、「この10年以上耕作されていなかった耕作放棄地は、地力も回復し、自然栽培を志す自分たちにぴったりだ」と感じたそうです。(詳しくは産直コペルvol.25vol.31をご覧ください)
彼らは移住者として、地域の人との関わりを重視しています。この日も、参加者全員がWakkaAgri のことをよく知る人というわけではなく、はじめのうちは緊張した空気も漂っていましたが、WakkaAgri の活動と目標を聞き理解を深め、また、試食を行う頃には打ち解けた空気へと変わっていました。
感謝祭の終盤には、現在、Wakka Agriの米を販売している海外拠点、ハワイ、台湾、香港、シンガポール、ニューヨークの5か国から届いたプレゼントを賭けたじゃんけん大会も行われ、笑顔が溢れていました。
中尾集落の代表としてあいさつをした小松桂男さんは「私たち土着の民がしてきたものとは違う米づくり(無農薬・無施肥の自然栽培)をしていて、周りの異様な視線も感じてきたかもしれないが、暑い日も3人で農作業をし、私たちよりもたくましくやっている姿を見守ってきた。収穫にたどり着けて良かったと思う。1年でも早く利益が出るように頑張ってほしい。中尾のみんなの長い経験も無駄にはならないと思うので、中尾が再び活力が出るように一緒に頑張っていきたい」と話しました。
また、代表の出口さんは「1年間、見守っていただき本当にありがとうございます。耕作放棄地は自然栽培を志す私たちにとって宝のヤマです。ここでうまくいけば、全国各地の耕作放棄地で一つの解決策としてモデルケースになるかもしれない」と感謝の気持ちと意気込みを参加者に伝えました。
耕作放棄地が広がり、昔ながらの田園風景が保てなくなっていた中尾集落の住民にとって、WakkaAgri の存在はありがたいことです。その一方で無農薬・無施肥の自然栽培という慣行栽培からすると特殊な栽培方法に挑戦する彼らの農業は一種異質なものに感じたと思います。今回の感謝祭でWakkaAgriの目指すところを知り、また一緒に収穫の喜びを分かち合うことで、理解も深まり、よりお互いが協力していくきっかけになる会となったのではないでしょうか。